オンラインレッスン[音質改善]教室の機材をご紹介

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生徒さんが遠隔演奏を楽しむための機材です

オンラインレッスンではオーディオインターフェースが必須です。周辺の機材も必要になります。教室の環境はプロユースでもハイエンドでもありませんが、Zoomの音質は何とか許容範囲になりました。演奏用アプリのシンクルームとZoomの合わせ技を使えば、お互いの姿を見ながら高音質で連弾やアンサンブルができる時代にもなりました。

当教室ではオンラインレッスンと対面レッスンが交互に続くことがありますし、ピアノだけでなくエレクトーンも使います。そのため機材は移動やセッテイングが手軽なものを選んでいます。

機器は初めての遠隔演奏ハウツーコースの実習でも使います。修了後、ご自分の用途や目的、予算に合わせて機器を選べるよう、いくつかのタイプを使って実習します。オーディオインターフェースに初挑戦する生徒さん達なので、初期設定が簡単で、本体の見た目も分かりやすく、操作が簡単なものが条件です。予算を抑えたお手軽機器もあります。

オンラインレッスンは上級者のレッスンや技術的な表現指導には向きませんが、音質が改善すればZoomに慣れた生徒さん達がご自宅から離れて暮らすお祖父様お祖母様にリアルタイムで演奏を視聴してもらうなど、オンラインならではの楽しみ方が加わります。少しでも良い音質で聴いていただくためのハウツーを生徒さん達にお伝えできればと思います。

woman in gray long sleeve shirt using macbook pro

私の場合、ほとんどの品をサウンドハウスで購入しています。専門店なのでお店の方に質問することもできます。レビューには他の機材との比較や実測値など詳細な情報も多く、スタッフブログも分かりやすくて参考になります。商品ページの内容も詳しいですし、同シリーズの物や類似する機材も表示されるので、他の機材についても知ることができます。

楽器・音響機器・舞台照明 サウンドハウス

*機材の名前は文字リンクになっています。タップするとサウンドハウスの商品ページが開きます。

*接続に使う長~い電気のコードのようなものには色々な種類があります。ケーブルとかシールドとか呼ばれていますが、ここではまとめて「ケーブル」とします。

オーディオインターフェース

高音質を目指すならオーディオインターフェースは必須です。ピアノのためのマイク、会話のためのマイク、エレクトーン、ヘッドホン、パソコンなどのデバイスを接続して使います。

オンラインレッスンでよく使用されている会議用アプリ(Zoomなど)と、ヤマハの演奏用アプリSYNCROOM(シンクルーム)とでは、使えるオーディオインターフェースに違いがあります。

SYNCROOMを使う場合

高音質、遅延なく連弾やアンサンブルができる無料アプリです。推奨されるオーディオインターフェースの例として、公式サイトで紹介されているのは、AGシリーズ、UR-Cシリーズ、UR-RTシリーズの5つの機器です。(公式サイト→推奨のオーディオインターフェース機器としてはどのような者がありますか) 教室ではAGを使用しています。

YAMAHA ( ヤマハ ) / AG03 配信用ミキサー オーディオインターフェイス

ミキサーの機能がついた配信用の機器です。TRSフォン(標準プラグ、フォンプラグとも言います)もXLR(キャノンプラグ)も接続できるコンボジャックが1つ付いていて、ファンタム電源に対応しているのでコンデンサーマイクも使えます。音質も良く、見た目で分かりやすく、操作も簡単で、パソコン側の設定も簡単です。

YAMAHA AG03 オーディオインターフェースの外観
AG03/左下の黒いケーブルはコンデンサーマイクに接続してピアノの音を、白いケーブル2本はエレクトーンに接続。上の黒いケーブルはモニターヘッドホン、エレクトーンでも使用する標準プラグです。

YAMAHA ( ヤマハ ) / AG06 ウェブキャスティングミキサー

03の上位機種。マイクを入力する端子は2つ。どちらもコンボジャックで内1つがファンタム電源に対応しているので、ピアノ用と会話用のマイクを別々に用意して接続できます。もちろんエレクトーンもヘッドホンも接続できます。ピアノとエレクトーン両用する方にも便利なタイプです。

ピアノ+会話+エレクトーンでコストを抑える方法(上の画像)

エレクトーンのマイク端子を利用するとAG08ではなく03で間に合わせることが可能です。その場合はピアノ用マイクをAG03に、会話用マイクをエレクトーンに接続します。そのままだとエレクトーンのリバーブが声にのって面白い効果が生まれてしまいます。ウケを狙いたい場面では使えますが、真面目な場面ではリバーブをゼロにしてください。

他に紹介されている機器はこちらです。

STEINBERG ( スタインバーグ ) / UR22C

STEINBERG ( スタインバーグ ) / UR24C

STEINBERG ( スタインバーグ ) / UR-RT2 USBオーディオインターフェイス

気になるお値段ですが、お安い方から並べると、AG03 < UR22C < AG06 < UR24C < UR-RT2となります(2020年11月)

この5つ以外にも

SYNCROOMで使えるオーディオインターフェースはこの5つ以外にもあります。専用のソフトをパソコンにダウンロードするもの、パソコン側の設定が必要なものなど様々です。教室の場合はレコーディングや音楽制作で使うのではなく、生徒さんの実習用とオンラインレッスンが目的なので、初期設定が簡単でレッスン中は本体の操作だけで済み、日本語の取説付き、対応も国内なので安心、という理由でYAMAHAのAGをメイン機にしています。アップライトやグランドピアノの生徒さんはAG06、電子ピアノとエレクトーンの生徒さんはAG03が向いています。

Zoomなどの会議用アプリを使う場合

上記と、それ以外のオーディオインターフェースも使えます。

CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / MX-EZ6 アナログミキサー

USB端子がついているミキサー。予算を抑えたい方向け。マイク入力が2つあり、ファンタム電源に対応しているのでコンデンサーマイクも接続できます。エレクトーンを接続できるライン入力もあるので、ピアノの生徒さんもエレクトーンの生徒さんも使えます。

下位モデルのMX-EZ4 私が持っているのはこちらです。マイク入力2つ、ライン入力もあってEZ6よりお安いのですが、USB端子が無いのでオンラインで使ったことはありません。アコとエレクトーンで1、2度使ったきり、棚で冬眠しています()

オーディオ、ケーブル、端子、黒、木のテーブル

BEHRINGER ( ベリンガー ) / UCA202 U-CONTROL オーディオインターフェイス

オーディオ、機器、ケーブル、プラグ、金色、黒、白、赤、端子、木のテーブル

とにかく出費を抑えたい!という方向け。マイクを入力するキャノン端子はありませんので、エレクトーンや電子ピアノ向きです。教室ではエレクトーンとスマホを接続して、自宅練習サポートの動画を撮る際に使っています。パソコンのUSBポートに差し込むだけで使うことができて、ヘッドホンも接続できます。

オーディオインターフェースの機能がついたMTR(マルチトラックレコーダー)

オーディオ、機器、黒、ツマミ、ダイヤル、端子、木のテーブル

MTRはレコーディング環境のない場所でも録音できる、持ち運びしやすいサイズの録音機材です。教室にある TASCAM DP-008 (TASCAMの公式サイトが開きます)は既に生産完了しているので、後継機のリンクを貼っておきます。

TASCAM ( タスカム ) / DP-008EX マルチトラックレコーダー

マイク

ピアノの場合/ピアノ用と会話用、2本使用

ピアノ JTS ( ジェーティーエス ) / TX-9 楽器用コンデンサーマイク

付属品にマイクケーブル、マイクホルダー(マイクをマイクスタンドに取り付ける)、変換ネジがついているので、あとはマイクスタンドがあればOKというセット内容でした。

会話 CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CM5 ダイナミックマイク

とてもお安いですが十分に使えるマイクです。マイクホルダーが付属品についてきます。マイクスタンドとケーブルは別途購入する必要があります。

SHURE ( シュアー ) / SM58 定番ダイナミックマイク

よくゴッパーと呼ばれているのがこのマイクです。ピアノやエレクトーンのオンラインレッスンで使うことはないのですが、保育士ピアノ弾き歌いのレッスンでは使うことがあります。マイクホルダーと変換ネジが付属品に入っています。

マイクに限らず、こうした付属品は変更される場合がありますので、事前に確認しておくことをお勧めします。

オーディオ、マイク、端子、スポンジ、黒、部屋
右はダイナミックマイクのCM5、左はコンデンサーマイクのTX-9です。この3本ピンの部分にケーブルを差し込んで使います。

マイクを2本使う理由

マイク1本でピアノと会話を兼用する弾き歌いのようなスタイルにすると、機器の数を減らすことはできますが声かピアノどちらかの音が弱くなります。ダイナミックマイクは会話や歌に向いているマイクで、ピアノの音は拾いきれません。少しお高くなりますが楽器用のコンデンサーマイクを使う方が無難です。

マイクは肝心の演奏を集音する部分です。音質を大きく左右するので、値段だけでなく特徴も比較しながらご予算に合うものを選ぶことをお勧めします。

エレクトーン1台の場合/会話用を1本

上記のダイナミックマイクを使用しています。ケーブルをエレクトーン本体のマイク端子に差し込めば、マイク用の端子がないオーディオインターフェースも使えます。ただ、AG06の項でご説明したようにリバーブ盛り盛りの声になります。エコーバリバリのカラオケのように弾き歌いをするのでなければ、喋るたびにパネル上でリバーブを手押ししてゼロにする手間がかかります。

マイクスタンド、マイクホルダー

CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / MSB/BLACK ブームマイクスタンド

漫才で見るようなストレートタイプは不向きです。会話や弾き歌いにはブーム(横棒)付きのものを選んで、口のあたりにマイクが届くようにします。楽器に座った状態で弾いたり歌ったりして、演奏の邪魔にならない位置を見つけておきましょう。

ピアノ側のマイクは、ピアノの蓋を少し開けてマイクを差し込むような形で使っています。意外に場所をとるのがマイクスタンドで、3本脚の部分を広げたまま移動する際は楽器周りに少しゆとりが必要です。比較対象としてピアノ椅子に乗せてみました。大きさの参考にしてください。(なぜそこにというツッコミは無しで…^^; )

ピアノ椅子、マイクスタンド、ピアノ、ジュータン、黒、赤、クリーム色

このマイクスタンドには、マイクホルダーを取り付けるための変換アダプター(3/8インチ→5/8インチ)が付属しています。ただしマイクホルダーは付属していませんので、別途購入するかマイクの付属品があればそちらを使用します。

教室で使っているコンデンサーマイクTX-9とダイナミックマイクCM5は、付属品で取り付けを済ませています。他のスタンドやマイクをご検討の際は取り付けネジの規格をご確認ください。予めサイズを確認しておくと間違えずに済みます。こちらのスタッフブログがお勧めです。

失敗しないマイクスタンド選び! ~買うときは「ネジ規格」を確認〜

同じくサウンドハウスのページに、マイクホルダーについての説明があります。

マイクホルダーの選び方

ケーブル

ピアノ用マイクとオーディオインターフェースをつなぐ

前述のTX-9コンデンサーマイクは、付属品のXLR3ピン(オス)~XLR3ピン(メス)のケーブルを使用しています。右側の3本ピンの方はオス、オーディオインターフェースに差し込みます。左側の穴が開いている方がメス、マイクに差し込みます。

オーディオ、ケーブル、端子、プラグ、銀色、黒、穴、ピン、3本

会話用マイクとオーディオインターフェースをつなぐ

ダイナミックマイクMC5にはケーブルが付属していないので別途購入する必要があります。

CANARE ( カナレ ) / EC01B/BLACK

使うのは上の画像と同じ形、キャノン端子用です。AG03にオス、マイクにメスを差し込みます。

エレクトーン本体にダイナミックマイクをつなぐ

CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / MIP050 マイクケーブル 5m

オーディオ、ケーブル、端子、黒、金色、黒い革

エレクトーンのマイク端子に会話用マイクを接続する場合に使います。ケーブルの先の形が違うのでご注意を。3つの穴が空いている方はマイクに差し込みます。左側(標準プラグ、フォンプラグ)はエレクトーンのマイク端子に差し込みます。場所はヘッドホン差込口の左斜め下。マイク音量ツマミの隣りです。

エレクトーンとヤマハAG03をつなぐ

CANARE ( カナレ ) / LC02-4E6S-SB WHITE

ケーブルは2本使います。1本の両端にリボンをつけてL側かR側の目印にしておくとセッティングがサクッと進みます。

エレクトーンとベリンガー UCA202 U-CONTROL をつなぐ

CANARE ( カナレ ) / QC018 BLACK

オーディオ、機器、ケーブル、プラグ、金色、黒、白、赤、端子、木のテーブル

右側の銀色の方(フォンプラグ)をエレクトーンに差し込みます。左側の金色の方(ピンプラグ)をオーディオインターフェースに差し込みます。本体についているUSBケーブルはパソコンに。アダプターをつければスマホにも使えます。

ヘッドホン

オーディオインターフェースに差し込みます。ヘッドホンには、聴く曲のジャンルや使い方に合わせて様々な種類があって、音に味付けを加えるタイプがたくさんあります。原音のままを聴きたい時はモニターヘッドホンを使います。教室で使用しているのはモニターヘッドホンです。

SONY ( ソニー ) / MDR-CD900ST 密閉型スタジオモニターヘッドホン

オーディオ、ヘッドホン、ケーブル、端子、黒、銀色、木のテーブル

よく知られたSONYのMDR。世界中のスタジオでも使われているモニターヘッドホンです。プラグ(コードの先の金具の部分)はステレオ標準プラグです。ミニプラグ用の変換プラグは付属していません。余談ですが梱包が非常にあっさりしています。ロゴすらないただの箱。むしろ清々しさすら感じる潔さ(笑)

余談:生産完了品

YAMAHA(ヤマハ) HPH-MT220 (ヤマハの公式サイト)

こちらは残念ながら取り扱いがなくなってしまいましたのでヤマハの製品ページをリンクしてあります。ステレオミニプラグのヘッドホンですが、ステレオ標準プラグの変換アダプターが付属しているので、エレクトーンの練習にもオーディオインターフェースにも使っています。ミニプラグはパソコン作業に。長時間使っても耳疲れしないので愛用しています。

オーディオ、ヘッドホン、ケーブル、パソコン、端子、クリーム色、銀色、ロゴ

SONY(ソニー)/ MDR-F1

これも生産完了品です。すでにボロボロで今は使用していないのですが、捨てられない相棒なので記念に(笑)。私が初めて使ったオープン式のヘッドホンです。あまりに自然で心地よく練習できるので散々使い倒しました。1997年から2012年まで、およそ15年もの間ファンに愛でられてきたSONYのMDR-F1。イヤーパッドの交換と修理をすれば復活するかしら…。音漏れを気にする必要がない環境の方は、普段の練習用にオープン式を試す価値もアリです。

Webカメラとアーム

*リンク先は購入したAmazonの商品ページです。

パソコンの内蔵カメラの他に、移動しながら使える小型カメラを使用しています。リモート会議用のUSBでパソコンに接続するカメラです。高性能でバッチリ映ってしまうカメラは顔の毛穴まで見えてしまいそうなので、画面が明るければなんでもいいや、と購入。見た目は梱包も中身も安かろう悪かろうでしたが、意外なほど明るく映るので重宝しています。

Lomicallスマホアームスタンド (Amazonの商品ページ)

手でグネグネ曲げることができて、先端は大きなクリップ式。ここにスマホを挟んだり、太いゴム紐でWebカメラを固定して使っています。反対側はテーブルや譜面台の縁に挟んで固定することができるので、鍵盤を上から撮りたい時に便利です。グネグネを伸ばして高さを調節すると、エレクトーンのパネル全体がギリギリでフレームに入るので、操作方法を映しながら説明することもできます。かれこれ7ヶ月はグネグネやってますが壊れません。耐久性が不安でしたが意外に丈夫なようです。

サウンドハウス