加筆修正2026-07-29
この記事では、南福島ミュージックルームの「4〜6歳:導入クラス」のレッスン内容と、ご家庭での関わり方、お家練習を嫌がるときの考え方をご紹介します。2〜3歳のプレクラスについては、関連記事をご覧ください。ご兄弟・ご姉妹で通われている場合は、それぞれの年齢に合う記事をあわせてご覧いただけます。
4〜6歳の導入クラスでは、歌、リズム、楽器、教具を使い合わせながら、少しずつ鍵盤奏と楽譜の世界へ進みます。7歳からの「総合学習クラス」へ進むための大切な内容です。

どんなレッスン?
この時期、楽器を演奏するとき、子どもは一つのことだけを行っているわけではありません。
いくつもの情報を受け取り、覚え、身体を動かしながら、次に何をするかを考えています。
そのため、まずは小さなことから少しずつ進みます。
- 楽譜を見る。
- 音符を指差す。
- 音の違いを聞く。
- 音程を感じて歌う。
- 音と鍵盤の位置関係を知る。
- 5指、手足の協調運動を経験する。
- 弾いた音を確かめる。
こうした経験を少しづつ積んでいきます。
日によって揺れがある時期です
4〜6歳では、言葉による説明を理解できる範囲が広がり、見たものや聞いたものを覚えて行動する力も少しずつ育ちます。
ですが、自分で課題を理解したり、自分で宿題を思い出して練習するには、もう少し時間が必要な場合が多いです。
昨日できたことを今日は嫌がる。
分かっているのに、気分が乗らない。
好きな曲は弾くけれど、課題には向かわない。
こうした揺れは、よくあることです。
厳格に進めるよりも「揺れも含めて成長期」と捉えてください。
「正しく」よりも大切なこと
教室のレッスンで求めているのは、最初から一人で正しくできることではありません。
それよりも、
- 音や楽譜に注意を向ける
- 先生の指示を覚えて行動する
- 先生の音や動きをまねる
- 音を聞いて、自分の演奏を確かめる
- 分からないことを試してみる
- 失敗したら別の方法を試してみる
- 小さな課題を最後まで行う
- 自分の感じたことを音で表す
といった経験を重ねてもらうことを大切にしています。
特に重要視しているのは、子供が失敗したとき。
先生は、すぐに答えを教えません。
まず「どこが、どうだった?」を考える時間を作ります。
経験済みの子供は「どうしたらいいかな」と次の作戦を考えます。
そうやって、再チャレンジしたり、他の方法を考えたり、またやり直したり、という経験を積みます。
先生はその間ずっと伴走しながら、子供がリベンジを面白がって取り組んでくれるよう誘導します。
レッスンでは何をするの?
南福島ミュージックルームのレッスンは、楽譜を読んで弾くだけではありません。
音感、ハーモニー感、テンポ感、リズム感など、10の力を育むために、歌う、弾く、読む、演奏表現、創作などを組み合わせた総合学習を行っています。
すべてを毎回同じ順番で行うのではなく、年齢、理解度、その日の状態に合わせて内容を調整します。
歌いながら音を覚える
新しい音や旋律を学ぶときには、弾く前に歌うことがあります。
歌うことで、音の高さや動き、フレーズのまとまりを、声と耳で確かめられます。
歌いながら手拍子をする。
歌いながら鍵盤の位置を探す。
先生の伴奏に合わせて歌う。
このように、聞く、声を出す、動くという複数の活動を結びつけます。
すぐに鍵盤だけで正解を探すのではなく、先に音楽を耳と身体で経験してから演奏へ進みます。
リズムを言葉と身体で感じる
リズムは、記号だけで覚えるものではありません。
言葉に合わせて手をたたく。
音楽に合わせて体を動かす。
打楽器で先生のリズムをまねる。
音楽が止まったら動きを止める。
こうした活動から、拍、テンポ、音の長さ、休符などを経験します。
たとえば、身近な言葉をリズムに置き換えたり、子どもが面白いと感じる言葉を使って手拍子をしたりします。
楽譜の記号を説明する前に、まず身体で違いを感じることを大切にします。
楽譜を見て鍵盤へつなぐ
鍵盤演奏へ進むと、子どもは、
- 楽譜を見る
- 音符の位置や形を見分ける
- 音名やリズムを思い出す
- 鍵盤の位置を探す
- 指を動かす
- 出た音を聞く
という作業を組み合わせて行います。
最初から複数を同時に行うのは難しいので、分けて練習します。
歌だけうたう。
リズムだけたたく。
右手だけ弾く。
左手だけ弾く。
先生と交代で1小節ずつ弾く。
小分けの活動から、複数の組み合わせへ、やがて1曲全体を弾く段階へ。
少しずつ繋ぎながら、進みます。
楽器や教具を使って試す
ピアノ、エレクトーン、打楽器、ミュージックベル。
こうした楽器だけでなく、カード、パズル、積み木、お手玉なども使うことがあります。
- 響きの違いを聞くために、エレクトーンの音色を変える。
- 弾く鍵盤の位置を見つけるために、色付きリボンを使う。
- ドレミの配列を考えるために、カードや積み木を使う。
- リズムパターンやノリ感を感じるために、打楽器を使う。
- 手指の力を育むために、お手玉やボールを使う。
- 音程感を感じるために、歌いながら模型鍵盤を使う。
教室のレッスンは総合学習のスタイルです。
そのため、見る、聞く、歌う、弾く、打つ、書く、考えるなど、複数の方向から経験します。
音を使って考える
導入クラスも、簡単な創作を取り入れることがあります。
- 2つ、3つの音を自由に鳴らして、続きの音を探す。
- 好きな音を選んで短い旋律を作る。
- 同じ旋律を、違う音色で鳴らしてみる。
- 物語や絵から音を考える。
決まった答えを当てるのではなく、
「次はどんな音にしよう」
「この音はどんな感じがするだろう」
と、自分で考えます。
遊び弾きから面白い音が生まれたときには、課題を中断させず、その音を聞かせてもらうこともあります。
ひとつながりのメロディーを考えてきた子供には、先生が子供の演奏に合わせて、即興で別のパートを弾くこともあります。
教室では、子どもが自分で見つけた音を「発明」と呼んでいます。
音楽活動で使う認知的な働き
4〜6歳のレッスンは、音楽そのものを学ぶと同時に、いくつかの認知的な働きを使います。
たとえば、
- 先生のリズムを覚えて再現する
- 音楽が止まったら身体も止める
- 右手から左手へ活動を切り替える
- 楽譜を見ながら、次の音を思い出す
- 速さや音の強さの変化に合わせる
- 決めた順番で音を鳴らす
といった活動です。
このとき使われるのが、
- 情報を短時間覚えて使うワーキングメモリ
- すぐに動かず合図を待つ抑制機能
- 条件に合わせて考え方や行動を変える認知的柔軟性
などです。
これらをまとめて「実行機能」と呼びます。
3〜6歳を対象とした研究では、音楽訓練と、抑制機能、ワーキングメモリ、認知的柔軟性の改善との関連が報告されています。ただし、研究ごとに活動内容、期間、頻度、評価方法が異なっていて、すべての子どもに同じ効果が現れるとは限りません。短期間の訓練で効果が確認されなかった研究もあります。
歌と身体活動では、リズムに合わせて動き、言葉と動作を同期させ、音楽が変化したら行動も切り替えます。このような活動は、注意、ワーキングメモリ、行動の抑制を使う遊びとしても紹介されています。
ただし、教室では認知能力を高めることだけを目的に音楽を行うわけではありません。
音を聞き、自分で演奏し、音楽を理解し、表現する。その過程で、さまざまな認知的な働きも自然に使われます。
音楽以外の効果を得るために音楽を利用するのではなく、音楽を深く楽しむために必要な力を、音楽の中で育てていきます。
保護者同伴にしている理由
4〜6歳の導入クラスも、原則として保護者同伴です。
年長になると、一人でできることはかなり増えます。
それでも、レッスンで初めて学んだ内容を家庭で正確に説明したり、自分で練習方法を決めたりすることは、まだ難しい場合があります。
保護者がレッスン内容を見ていると、
- 今週は何を学んだのか
- どこまで一人でできるのか
- どこで困っているのか
- 先生がどのような順序で伝えたのか
- 家庭では何をすればよいのか
を理解できます。
ただし、ご家庭で先生の代わりをお願いするわけではありません。
レッスンで見た内容を思い出す手助けをし、子どもが自分で試す様子を見守る役割をお願いしています。

お家練習は親子の音楽時間
4〜6歳になると、一人でできることが増えてきますが、まだ保護者と一緒に取り組む時間も必要です。
園で活動したあとに疲れている日もあります。
弟や妹が生まれ、家庭で我慢することが増えている場合もあります。
別の遊びを続けたくて、練習へ気持ちを切り替えられないこともあります。
親子で楽器に向かう時間は、課題を終わらせるだけの時間ではありません。
- 子どもの音を聞く。
- 面白い音に気づく。
- 昨日よりできたことを見つける。
- うまくいかない理由を一緒に考える。
そうしたやり取りを通して、子どもは、
「自分の音を聞いてもらえている」
「困ったときには一緒に考えてもらえる」
と感じられます。
2〜3歳の記事で扱ったお家練習は、4〜6歳でも形を変えて続きます。
幼児期に親子で取り組むお家練習については、親子のコミュニケーションや社会的な関わりを支えるなどの可能性が研究されていますが、発達への効果が必ずあると断定できるものではありません。
教室が大切にしているのは、音楽を発達の訓練として使うことではなく、親子が音や活動を共有し、子どもの反応に保護者が応じてあげる時間を作ることです。
どんなことをすればいいの?
4〜6歳のお家練習では、レッスンで学んだことを、短く小さく分けて思い出します。
毎日、宿題全部を取り組む必要はありません。
その日、その時の様子に合わせて、
- 歌だけ歌う
- リズムだけたたく
- 右手だけ弾く
- 最初の一小節だけ弾く
- ワークから1つだけ書く
- 好きな曲を一回だけ弾く
- 伴奏・範奏の音源を聞く
など、できるところから始めます。
時間は短く、目標は一つ
練習時間は、年齢で決めることはできません。
同じ5歳でも、それまでの練習経験、体調、気分、宿題の内容や難易度によって、取り組める時間は変わります。
時計の数字より、
- 今、何に取り組むのか
- どこまで行えば終わりなのか
- 子どもが課題を理解しているか
- 集中が保たれているか
を見る方が重要です。
最初の目標は、すぐに達成できる程度にします。
「右手でドを3回弾く」
「1小節だけ歌う」
「このリズムを1回たたく」
できたら、もう少し続けるか、そこで終えるかを決めます。
短い成功を重ね、次の課題へ進みます。
生活習慣の中に組み込む
お家練習を続けるために、毎日の生活の中で行いやすい場所と時間を探しましょう。
- 夕食の前
- お風呂の前
- 園から帰って休憩したあと
- 朝の支度が終わったあと
- 保護者が家事を始める前
ご家庭によって、続けやすい時間は違います。
はじめは、毎日同じ時刻でなくても構いません。
「これをやったら楽器へ向かう」という流れを作っておくと、子どもが「次は宿題だな」と、次の行動を予測しやすくなります。
ただし、疲労や眠気が強い日は、予定どおりに行うことに拘らず、できることを1つ探してみます。
例えば、歌を1つ歌うだけ、と言う日があっても構いません。
練習を嫌がるときは
「練習しない」という日は、まずその気持ちに寄り添い、理由をききます。
「そっかぁ‥どうして弾きたくないの?」
子供がすぐに答えられない場合もあります。
理屈が通らない話をすることもあります。
それでも、話を遮らず、否定せず、子どもの言葉を待ち、いったん受け入れます。
考えられる理由には、次のようなものがあります。
- 園の活動で疲れた
- 眠い
- 遊びを中断したくない
- 宿題のやり方が分からない
- 難しくて、できないと感じている
- 同じ練習に飽きた
- 課題が多く見える
- 間違いを注意されるのが嫌
- 保護者に先回りされるのが嫌
- 一人でできることを試したい
- 保護者と別の形で関わりたい
原因によって、必要な対応は異なります。
疲れている子どもに選択肢を増やしても、疲労は解決しません。
やり方が分からない子どもを励ましても、課題は理解できません。
まず理由を探し、それから方法を変えます。
子供が選べる部分を作る
練習そのものを「やる、やらない」だけで話を進めようとすると、
「する」
「しない」
の対立になってしまいます。
代わりに、子供が選べる部分を作ってあげてください。
- 歌うのと、弾くのと、どっちからやりたい?
- 右手と左手、どっちを先に弾きたい?
- この曲(好きな曲)と、宿題の曲、どっちを先に弾きたい?
- 1回弾くのと、2回弾くの、どっちがいい?
- (保護者と)交代で弾くのと、一人で弾くのと、どっちが好き?
「どっちがいい?」「どっちが好き?」という聞き方にすることで、やらされている感が薄れます。
「自分が選んだ」「選ばせてもらえた」と納得しやすくなります。
選択肢は保護者が受け入れられる範囲で、2択にします。
注意点は、子どもがすべてを決めるのではなく、取り組み方の一部を自分で選べるようにすることです。
好きな曲や遊び弾きも大切にする
宿題を弾かず、知っている曲や自分で見つけた音だけを弾くことがあります。
それも、音楽と関わっている時間です。
遊び弾きの中で、
- 好きな響きを見つける
- 知っている旋律を探す
- 同じ音を繰り返す
- 自分で曲の続きを作る
- 楽器の音色を試す
ことがあります。
夢中になっているときには、すぐに宿題へ戻さなくても構いません。
面白い音ができたら、
「今度、先生に聞かせて」
と伝えてください。
遊び弾きから、作曲や編曲の導入につながることもあります。
遊びの要素を加える
同じ場所を繰り返すことを嫌がる場合は、回数を目で確認できる方法も使えます。
- 1回弾いたら人形を1つ置く
- 3回弾いたらカードが完成する
- 保護者と交代で弾く
- 家族の前で発表会ごっこをする
- 曲に合う絵を描く
- 好きな音色を選ぶ(エレクトーン)
遊びを入れる目的は、遊びをご褒美にして子どもを動かすことではありません。
課題の見通しを作ったり、繰り返し練習を飽きずに取り組むためです。
結果だけを褒めない
「上手」
「すごい」
「間違えなかった」
だけでなく、子どもが行ったことを具体的に言葉にします。
- 「自分で最初の音を見つけたね」
- 「ゆっくり、丁寧に弾いてたね」
- 「分からなくなった時も、自分で考えて弾いてたね」
- 「最後の音が消えるまで、よく聞いていたね」
- 「面白い音を見つけたね」
- 「続きのメロディーも見つけたんだね」
結果ではなく、見たこと、聞いたこと、試したことを伝えます。
また、
「その曲を聞くと元気になる」
「その音、私は好きだな」
「もう一度聞きたい」
と、保護者が感じたことを伝えて「喜んでもらえた、嬉しい」と感じてもらう機会も作ってみてください。
あくまでも、演奏を評価するのではなく、音楽を受け取った人としての言葉を返します。
弾き方を教えない
宿題が正しくできていないと、保護者は直したくなるものです。
しかし、すぐに答えや弾き方を教えると、子ども自身が、
「何が違うのだろう」
「どうすれば分かるだろう」
と考える機会が減ります。
保護者が間違いに気づいたときは、
「レッスンで弾いた音とは、少し違う気がするなぁ」と間違いに注意を向けて
「さっき聞こえた音だったんだけど・・どこだったっけ?」その場所を楽譜で探すことにチャレンジしてみて、分からないようなら
「次のレッスンで先生に聞いてみようか?」という程度にとどめます。
「分からないところは、そのままにしてレッスンにきていいよ。そのかわり、楽譜を開いて『ここがわからない』って指をさせるようにしてきてね」
これは小学生向けの「レッスンの約束」です。
幼児期のうちは、楽譜を指させなくても「なんとなくこの辺り」で構いません。
どこかは分からないけど右手の音を間違えた、左手の音を間違えた、でも構いません。
教室は、すでにできることを確認するだけの場所ではなく、分からないことを試し、考え、発見する場所だからです。
教えすぎない理由
お家練習で、保護者が弾く音や指をすべて教えれば、その曲だけは弾けるようになるかもしれません。
しかし、新しい曲に入るたびに、読むことも弾くことも一人ではできない、という状態になりがちです。
それは「自分でできる力」として身につかないからです。
大切なのは、大人が答えや「やり方・弾き方」を教えなくても、子供が自分で楽譜を読んだり、練習方法を考えられることです。
教室の「総合学習型レッスン」は、そのための指導を行います。
1曲を仕上げるまでの間に
- 楽譜を見る
- 曲に合わせて歌う・リズムを叩く
- フレーズや表現を感じて歌う
- メロディーやハーモニーの聞き取り
- 指使いを考える
- 先生の音と聴き比べながら弾く
- 弾いたものを楽譜で確認する
- 自分で間違いに気づく
- 別の曲にも使える方法を知る
など様々な項目を少しずつ積み上げるように指導します。
これにより幅広い土台を作り、基礎力を積めるようにします。
保護者が子供に答えや弾き方を教えてしまうと、この指導は活かせません。
ご家庭では、子供が試したり、考えたりできる時間と環境を作ることで、進捗を支えてあげてください。
お家練習ができなくても、レッスンへ
お家練習ができなかったからといって、レッスンを休む必要はありません。
教室で、
- 前回の内容を思い出す
- 分からなかった部分を確認する
- 一緒に弾く
- 練習方法を変える
- 課題の量を調整する
ことができます。
練習できなかった理由も、次の指導を考えるための情報です。
「練習していないから行けない場所」ではなく、
「できなかったことも持って行き、一緒に考える場所」
として教室を使ってください。
自主性は、任せきることではありません
「子どもの自主性に任せる」という言葉があります。
音楽には、自分で音を出し、自分で表現する力が必要です。その意味で、自主性は重要です。
しかし、4〜6歳の子どもに、練習の目的、内容、時間、進め方をすべて任せれば、自主性が育つわけではありません。
まだ一人で計画することが難しい時期には、大人が枠組みを作ります。
- 練習する場所を整える
- 始めるきっかけを作る
- 選択肢を用意する
- 困った理由を聞く
- できる大きさに課題を分ける
- 子どもが考える時間を待つ
- 必要なときだけ手を貸す
成長に合わせて、大人が行う部分を少しずつ減らします。
- 先に答えを教える状態から、一緒に考える状態へ。
- 一緒に行う状態から、そばで見守る状態へ。
- そして、自分で計画して取り組む状態へ。
自主性は、突然任せることで生まれるものではありません。
子どもの歩幅に合わせて、関わり方を変えていく中で育てます。

教室と家庭をつなぐには
レッスンでは、音楽を聞き、読み、歌い、弾き、考える経験を重ねます。
家庭では、その中から出された課題を思い出して取り組みます。
レッスンを続ける中で、教室とご家庭が、
- 教室で子どもが困っていたこと。
- お家で夢中になっていた音。
- 練習を嫌がった理由。
- 自分で見つけた弾き方。
などを共有することで、一人ひとりに合う進め方を、相互で考えやすくなります。
課題は、教室だけで完成させるのでも、家庭だけで教えるのでもありません。
教室で方法を知り、家庭で試し、次のレッスンで発見したことを持ち寄る。
その往復を通して、子どもは少しずつ、
「自分で読めた」
「自分で考えた」
「自分の音を作れた」
という経験を増やしていくのです。
関連記事
2〜3歳のプレクラスで行うことや、親子での取り組みについて
2〜3歳のレッスンで育てたい力や、幼児期から音楽を始めることについて
ご兄弟・ご姉妹で通われている場合は、それぞれの年齢に合う記事をあわせてご覧ください。
幼児クラスの対象年齢、料金、予約方法については、レッスン案内をご覧ください。
参考資料
- 3〜6歳の子どもを対象とした音楽トレーニングと、抑制機能、ワーキングメモリ、認知的柔軟性との関係を検討した、系統的なレビューとメタ分析です。研究によって訓練内容や結果に違いがあることも報告されています。Lu, Y.ほか「Effects of music training on executive functions in preschool children aged 3–6 years: a systematic review and meta-analysis」
- 子どもの音楽トレーニングと実行機能に関する研究を整理したレビューです。特に抑制機能への効果が多く報告されるいますが、一方で研究方法の違いや限界も指摘されています。Rodriguez-Gomez, D. A.ほか「Effects of music training in executive function performance in children: a systematic review」
- 歌、身体、リズム遊びが、注意、ワーキングメモリ、行動の抑制などに関わることを解説しています。Center on the Developing Child at Harvard University「Executive Function Activities for 3- to 5-year-olds」
この記事について
この記事は、南福島ミュージックルームでの幼児指導経験と、幼児期の音楽学習と実行機能との関係資料をもとに執筆しています。
子どもの発達、反応、取り組み方には個人差があります。記事内の内容は、音楽レッスンによる特定の認知能力や発達上の効果を保証するものではありません。






