先生が選んだ[オンラインレッスンの道具] お手軽〜ガッチリまで5例

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今回は、ピアノとエレクトーンのオンラインレッスンを受講する生徒さんに向けた記事です。お手軽に始めたい方から、がっちり準備したい方まで、使う物と使い方の例を5パターンご紹介します。(2022-1-30〜加筆修正)

silver MacBook Pro on white table

[お手軽編] 初めての時はスマートフォン1台にWi-Fiでも大丈夫。

  • スマートフォン
  • スマホ用の三脚かホルダー
  • Wi-Fi
  • アプリ(ZOOMなど)
  • イヤホンかヘッドフォン
  • メトロノーム(アコースティックピアノの場合)

三脚とメトロノームは必須アイテム オンラインレッスンは、手元や顔が見えにくい、音の遅延がある、同時演奏ができない等の理由で、対面レッスンと同じ指導はできません。少しでもレッスンの質を上げるために必要なのが、三脚とメトロノームです。

三脚は、上半身が映るようにセットしてください。メトロノームは、譜面台に置ける小型のカード型やクリップ型のもの、無料のスマートフォンアプリもあります。エレクトーンや電子ピアノを弾く方は、楽器に内蔵されているメトロノームを使うか、打楽器機能で代用ができます。

小学生以上の方は イヤホンやヘッドホンで聞いてください。先生から届く音が聞き取りやすくなります。ご自分が先生へ送る音は「そこそこの音」になりますが、レッスンは可能です。ただし演奏表現の指導を受けるには厳しい環境になります。

幼児期のお子様は スマホのスピーカーで聞いてください。両耳に入ったイヤホンを気にして何度も触ったり、ヘッドホンがずれ落ちたりして、集中できない場合が多いからです。また、スマホのスピーカーであれば親御様も一緒に聞くことができますので、レッスン内容もお分かりいただけます。

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[ちょい足し編] 有線接続で伝わりやすく

  • デバイス1台(スマホ、タブレット、ノートパソコン)
  • デバイスを固定する三脚やホルダーなど
  • 有線接続
  • アプリ(ZOOM)
  • イヤホンかヘッドホン
  • メトロノーム(ピアノレッスンの場合)
  • あったら便利!Webカメラ

有線接続を強くお勧めします。WiFiよりも通信状態が安定するからです。先生と受講者、双方が有線接続をすることでレッスンの質が向上します。

Webカメラをお持ちの方は、ぜひご活用ください。移動用のサブカメラとして使います。手元、ペダル、楽譜、電子ピアノやエレクトーンの操作パネルも、カメラを移動しながら手軽に映すことができます。お互いに様子が分かりやすくなりますから、先生に質問をしたい時にも内容が伝わりやすくなります。

ピアノ、グランドピアノ、カメラ、オンラインレッスン
Webカメラで鍵盤を真上から映している状態。ピアノはハイブリッドピアノです。

[がっちり編] オーディオインターフェースを使います。同時演奏もできますよ。

  • ノートパソコン
  • スマートフォンまたはタブレット
  • 有線接続
  • 光回線
  • アプリ(ZOOM、SYNCROOM)
  • オーディオインターフェース
  • 会話用のマイク
  • ヘッドホン
  • [アコースティックピアノ]楽器用マイク、マイクスタンド、ケーブル
  • [エレクトーン、電子ピアノ]ケーブル
  • デバイスを固定する三脚やホルダーなど
  • あれば便利。Webカメラ

楽器のレッスンらしく音にこだわるなら、オーディオインターフェースは必要だと思います。会議用アプリZoomを使用しても、オンラインレッスンの質が上がります。

同時演奏を楽しめる無料の演奏用アプリ「SYNCROOM(シンクルーム)」を使う場合は、ここでご紹介した設定が必須になります。パソコンでSYNCROOMブラウザ版を開き、スマートフォンかタブレットでZoomを開いてレッスンを行います。これで連弾やアンサンブルのレッスンが可能になります。

パソコン、エレクトーン、SYNCROOM、マイク、オーディオインターフェース

SYNCROOMにはモバイル版もあるので、スマートフォンやタブレットで開くことも可能です。ブラウザ版との違いは、設定がざっくりしていること。手軽に使いたい時に向いています。

連弾やアンサンブルがあるオンラインレッスンはブラウザ版で、初めてSYNCROOMに挑戦する時やお友達とざっくり合わせる練習をする時にはモバイル版で、など用途や目的に合わせて選ぶことができます。

ピアノとエレクトーンのダブルレッスン

1回のレッスンでピアノとエレクトーン両方を受講する場合は、レッスン中にマイクやヘッドホン、カメラ(デバイス)を移動することになるので、楽器位置はなるべく近い方が良いと思います。

移動の妨げになりやすいのは、マイクやヘッドホンのケーブルです。移動の際に、どうしても絡まりやすくなるからです。長すぎるLANケーブルも邪魔になりやすいです。

  1. 道具の数を減らす
  2. 小さめサイズを選ぶ
  3. Bluetoothも考慮してみる
  4. LANケーブルの長さは適度に

教室では上記1と2の対策として、耳掛け式のコンデンサーマイクを使用しています。マイク付イヤホンやヘッドセットを使用しても良いと思います。

エレクトーン、ピアノ、オンラインレッスンの機材がセットされている部屋

上の画像はマイクスタンドを使用した例です。保育士ピアノなどで弾き歌いをする場合は、写真のようなブームスタンド(横棒付き)を使用します。

ブームをピアノ側に振ったりエレクトーン側に振ったりすればマイク1本で済みます。ただしこのスタンドのように脚が広がるタイプは、大きめのスペースが必要になります。

[電子ピアノを使う] 手軽にオーディオインターフェースに接続できます

ハイブリッドピアノや電子ピアノのように電気を使うピアノは、音声出力の端子があればケーブルだけで音を出力できます。グランドピアノやアップライトピアノは楽器用マイクが1〜2本は必要ですし、合わせてマイクホルダーやスタンドなども必要になります。しかし電気のピアノなら、ケーブル1〜2本で手軽に周辺機材と接続できます。

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上の画像は教室のハイブリッドピアノです。鍵盤の右下から伸びる白い2本のケーブルで、オーディオインターフェースと接続しています。このピアノの場合「 L+R 」端子があるのでケーブル1本で接続することもできます。

黒いヘッドホンのそばに見える細い肌色のコードは、小さな耳掛け式のコンデンサーマイクです。(会話用)

椅子の影になって見えませんが、ピアノ本体のヘッドホン端子に、余っているアダプターを挿しています。こうするとピアノの音が周囲に聞こえなくなるので、夜間でも集合住宅でも、演奏動画撮影やオンラインレッスンができます。

ピアノの右上に見える黒いものは、Webカメラ用のアームです。鍵盤を真上から映したり、移動してペダルを映したり、相手に見せたい物を手軽に映すことができます。


[お勧めの選び方] お部屋のスペースも大切なポイント

いかがでしたか?オーディオインターフェースを使うと、オンラインレッスンや演奏動画撮影の音質を向上させることができます。しかし、ケーブルやアダプターが必要だったり、機材をおくための台や、カメラを固定するアーム、三脚などが必要になる場合もあります。

オーディオインターフェースはエントリーモデルでも1〜2万円、ちょっと拘ったら3〜4万円。マイクやヘッドホンまで拘ると、あっという間に片手はオーバーします^^; もちろん「安かろう悪かろう」よりも良いでしょうが、お財布事情だって大事ですよね。

お部屋のスペースも大切なポイントです。窮屈で弾きにくかったり、大き過ぎて出し入れが不便だったり、収納場所に入らなかったり。せっかくの機材が厄介者になってしまっては残念ですよね。

「何をしたいのか」を決めてから道具を選ぶ

先に「何を」したいのかを決めます。

  1. スマートフォンで演奏動画を撮影したい
  2. 動画撮影にもオンラインレッスンにも使いたい
  3. SYNCROOMでオンラインレッスンを受講したい

この3つから選択するだけでも、最低限必要なものを絞りこむことができます。次は「どこまで」やりたいのかを決めます。例えば「2. 動画撮影にもオンラインレッスンにも使いたい」でしたら、

  1. 周囲の音が録音に入らないようにしたい
  2. 楽器の音漏れ無しで撮影したい
  3. 音質を今より少し向上させたい
  4. なるべく予算を抑えたい

1〜3の解決策としてオーディオインターフェースを使う場合は、細かな道具も必要になるので、選ぶ際の優先順位を決めましょう。まったく初めて機材を揃える場合は、

  1. オーディオインターフェース
  2. アダプターやハブ
  3. ケーブル

という順になると思います。オンラインレッスンが目的で、宅内のWi-Fi環境が悪いと感じていらっしゃる場合は、機材よりも通信状態を改善する方が先かもしれません。

まとめ

 ①「何を」「どこまで」を決める ②優先順位を決める ③予算や置くスペースに合わせて機材を選ぶ

ご参考になれば幸いです。

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