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(2020年11月〜2023年1月/加筆修正)
リモート演奏や演奏動画撮影に使っている教室の機材を一部ご紹介
初めてオーディオインターフェースに触れる「機材実習」の生徒さん達も使うので、見た目でわかりやすく使いやすい道具を集めています。予算を抑えたタイプもあります。


機材やアプリの使い方に慣れてくると、演奏動画の撮影や録音に役立てたり、オンラインで連弾やアンサンブルなどの同時演奏も楽しめるようになりますよ。
オーディオインターフェースを使った演奏動画の撮影については、こちらの記事でご紹介しています。

「家電店へ行ったら売っていなかった〜!」
‥という方がいらしたので、私が購入した先もご紹介。ほとんどはサウンドハウスで購入しています。
専門店だけあってネジ1本から購入でき、商品ページも詳細で、道具の使い方が分かる記事や動画も豊富です。
プロも購入するお店のせいか、レビューには他機種との比較や実測値などの詳細情報もよく目にします。そうした方達のレビューは「口コミ」というより情報源。とても助かっています。
文中のリンク先はメーカーの公式サイトや購入先の詳細ページです。タップ、クリックすると別窓で開きます。アフェリエイトのリンクではありませんのでご安心を。
オーディオインターフェース
ピアノの音、人の声、エレクトーンや電子ピアノの音は、音声の性質が違います。バラバラの音声をきれいにまとめて相手に送ったり、相手の音を受け取ったりするために、オーディオインターフェースを使います。
1. SYNCROOM(シンクルーム)を使う場合はこれ
ヤマハが推奨しているオーディオインターフェースが公式サイトで紹介されています。AGシリーズ、UR-Cシリーズ、UR-RTシリーズです。教室ではAGシリーズを使用しています。
ヤマハSYNCROOM公式サイト→推奨のオーディオインターフェース機器としてはどのようなものがありますか

画像左:YAMAHA ( ヤマハ ) / AG03 配信用ミキサー オーディオインターフェイス
画像右:YAMAHA ( ヤマハ ) / AG06 ウェブキャスティングミキサー
ゲーム配信などでも長く使われてきた、人気のあるミキサーです。もちろんオーディオインターフェースとしても使えます。XLRもTRSフォンも接続できるコンボジャックがあります。ファンタム電源があるのでコンデンサーマイクも使えます。操作性が見た目で分かりやすいエントリーモデルです。
2022-4追記 新しいAGシリーズ が3機種リリースされました。

新シリーズはAG01、AG03MK2、AG06MK2の3機種、本体色に黒が加わりました。教室で使用しているのはAG06MK2 B(ブラック)です。
これまでのAGシリーズはファンタム電源1つでしたが、このAG06MK2にはファンタム電源が2つあるので、コンデンサーマイクを2本挿せます。グランドピアノの集音がしやすくなりました。
購入先はヤマハですが、リンク先はサウンドハウスの商品ページです。新しいYAMAHA AGシリーズの一覧を見たい方はこちら
他に紹介されている推奨機器はこちらです。
STEINBERG ( スタインバーグ ) / UR-RT2 USBオーディオインターフェイス
気になるお値段ですが、お安い方から並べると、AG03 < UR22C < AG06 < UR24C < UR-RT2となります(2020年11月)
AGシリーズはもともと人気があった機器で、コロナ禍で更に品薄が続いています。高値をつけたサイトも目にしますが、私がAG03をヤマハで購入した時(2020-7月)は、税別15,000円。サウンドハウスと変わらないお値段でした。ご参考までに。
2. その他のオーディオインターフェース
BEHRINGER ( ベリンガー ) / UCA202 U-CONTROL オーディオインターフェイス

とにかく出費を抑えたい方向け。マイクを入力するキャノン端子はありませんが、ヘッドホンを挿せるステレオミニが1つ、パソコンなどに接続できるUSBが1本ついています。

数十万円クラスのオーディオインターフェースに使用されている技術を採用した人気の機種です。XLRもTRSも挿せるコンボジャックが2つ、別途電源が必要ないバスパワー駆動、デバイスとの接続はUSB-Cです。
ファンタム電源もあるのでコンデンサーマイクを2本挿せます。もちろんエレクトーンや電子ピアノのライン入力もできます。
オーディオインターフェースの機能がついたMTR(マルチトラックレコーダー)

MTRはレコーディング環境のない場所でも録音できる、持ち運びしやすいサイズの録音機材です。教室にあるのは TASCAM DP-008 (TASCAMの公式サイトが開きます)です。すでに生産完了している古い機種ですが、一応まだ現役で動いてくれています。後継機が出ていましたのでリンクを貼っておきます。
マイク(会話用、ピアノ用)
メインで使っている会話用マイクはこれ!
(耳掛け式) CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CEM1-AK

片耳にかけて使えるラベリア・コンデンサーマイクです。
両手がフリーになるし、場所をとるマイクスタンドやアームも不要、レッスンにはピッタリ。
オーディオインターフェースのXLRに接続するには専用のアダプターが必要です。
専用の変換アダプターはこちら CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CEMPW100

左上に見える黒い筒状の物がアダプターです。このマイクはコンデンサーマイクなので、ファンタム電源が使えるジャック(差し込み口)に挿します。
マイクスタンドやアームに取り付けるマイクは‥

ピアノに JTS ( ジェーティーエス ) / TX-9 楽器用コンデンサーマイク (容器内、上)
付属品にマイクケーブル、マイクホルダー、変換ネジがついていました。
ピアノに MXL ( エムエックスエル ) / CR21 PAIR (容器内、下の2本)
2本組コンデンサーマイク。マイクロファイバークロス、マイクホルダー(“3/8、”5/8対応変換ネジ)が付属品についていました。
弾き歌い、会話に SHURE ( シュアー ) / SM58 定番ダイナミックマイク(左下)
「ゴッパー」の愛称で知られるロングセラーのマイクです。
会話に CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CM5 ダイナミックマイク(右下)
とてもお安いですが十分に使えるマイクです。マイクホルダーが付属品についていました。


マイクの付属品は事前確認を
マイクに限らず、付属品は変更される場合がありますので、事前に確認しておくことをお勧めします。
とにかく予算を抑えたい!という方は
ピアノレッスンの場合、グランドピアノならマイク2本、他に会話用も必要になります。しかし弾き歌いのようにピアノと会話を兼用させれば1本で済ませることが可能です。ただしピアノの音は拾いきれない場合があります。
エレクトーンや電子ピアノのマイク端子も使えます。
エレクトーンなどマイク端子が付いている電子楽器には、マイクを接続することができます。楽器側でリバーブをかけている場合は、お風呂かトンネルの中で喋っていような響きになるので、必要がなければリバーブをゼロにしてください。
マイクスタンド、マイクホルダー
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / MSB/BLACK ブームマイクスタンド

ブーム(横棒)があるのでオンラインレッスン向きです。座ったまま会話ができ、弾き歌いもできます。重いので簡単には倒れませんが、3本脚を広げるスペースが必要です。マイクホルダーを取り付けるための変換アダプター(3/8インチ→5/8インチ)が付属しています。

マイクを2本取り付けられるマイクバーです。用途に合わせて角度を調整できます。教室ではグランドピアノに使用しています。ネジ径は3/8インチ。画像は上記のマイクスタンドに取り付けた様子です。
取り付けネジの規格・サイズを間違えて購入しないために
あらかじめ確認してから購入することをお勧めします。サウンドハウスのスタッフブログに詳しい説明があります。
失敗しないマイクスタンド選び! ~買うときは「ネジ規格」を確認〜
こちらも参考になりました。
ケーブル
XLR3ピン(オス)ーXLR3ピン(メス)

オス側をオーディオインターフェースのXLRに、メス側をマイクに挿して使用しています。マイクだけでなく、XLRがある楽器などにも使えます。
CANARE ( カナレ ) / EC05B(XX) BLACK マイクケーブル 5m
CANARE ( カナレ ) / EC01B/BLACK 1m
XLR(メス)ーフォン

エレクトーンにマイクを挿す時に使用しています。エレクトーン側のマイク端子は、ヘッドホン差込口のすぐそば。隣りにマイクの音量ツマミがあります。
フォンーフォン(モノラル)


エレクトーンや電子ピアノのLINE出力にあるL(左)とR(右)に挿す時に使っています。LとRにそれぞれ挿すので、ケーブルは2本必要です。片方にリボンをつけてL/Rの目印にしています。
CANARE ( カナレ ) / LC02-4E6S-SB WHITE
CANARE ( カナレ ) / LC03 BLACK シールドケーブル 3m
ステレオフォンーステレオフォン

楽器のLINE出力に「L+R」の端子がある場合は、これ1本で済ませることができます。オーディオインターフェース側もステレオに挿します。AGシリーズならコンボジャックです。後述のヘッドホンアンプにも使っています。
フォン-ピン

画像のオーディオインターフェースBEHRINGER ( ベリンガー ) / UCA202 U-CONTROL は、ピンを使用します。フォン側はエレクトーンや電子ピアノに、USB-Aはパソコンに。USBの変換アダプターを使うとスマホにも使えます。
XLR(オス)ーステレオフォン

教室での用途は少ないかもしれません。使える機材が限られた時に苦肉の策で使いました。(楽器〜オーディオI/F)
CANARE ( カナレ ) / SPC03-B2-SA/Gray
XLRオス-RCAピン

CANARE ( カナレ ) / RC02-B2 BLACK
ヘッドホン
ヘッドホンには、聴く曲のジャンルや使い方に合わせて様々なタイプがあります。音に味付けが加わるオーディオヘッドホン、原音に忠実なモニターヘッドホンなどです。教室で使用しているのはモニターヘッドホンです。
SONY ( ソニー ) / MDR-CD900ST 密閉型スタジオモニターヘッドホン

よく知られたSONYのMDR。スタジオなどでも使われているスタンダードなモニターヘッドホンです。プラグ(コードの先の金具の部分)はステレオ標準プラグです。ミニプラグ用の変換プラグは付属していません。
YAMAHA ( ヤマハ ) / HPH-MT8 スタジオモニターヘッドホン

低音から高音までバランスが良くフラットで、原音忠実なヤマハらしい音だと思います。3.5mmステレオミニプラグ。6.3mm ステレオ標準プラグ変換アダプター、脱着できるストレートケーブルとコイルケーブル、合皮のキャリングバッグが付属しています。
余談:生産完了品のヘッドホンたち
画面右) YAMAHA(ヤマハ) HPH-MT220 (ヤマハの公式サイト)
こちらもモニターヘッドホンです。ステレオミニプラグで、ステレオ標準プラグの変換アダプターが付属しています。画面では見えませんが、使い込んで頭に当たる部分がボロボロになってしまったので、ネット包帯を巻いています(笑)

左/SONY(ソニー)/ MDR-F1
これも生産完了品です。もう使用できませんが捨てられない相棒なので記念に(笑)。私が初めて使ったオープン式のヘッドホンです。あまりに自然で心地よく練習できるので散々使い倒しました。1997年から2012年まで、およそ15年もの間ファンに愛でられてきたSONYのMDR-F1。イヤーパッドの交換と修理をすれば復活するかしら…。音漏れを気にする必要がない環境の方は、普段の練習用にオープン式を試す価値もアリです。
Webカメラ、アーム
Trynow HD 1080P ストリーミングWEBカメラ (Amazonの商品ページ)
急場で必要になり、画面が明るければ何でもいい!という勢いで購入。1000円代でしたが意外なほど明るくて驚きました。
Logicool(ロジクール)C920n PRO HD WEBCAM

手持ちのカメラアーム(下記)に取り付けた様子です。視野角は78°フルHD 1080pのビデオ通話、デュアルマイク搭載。とにかく画面が明るく鮮明で驚きました。ノーメイクは絶対NG笑
フレキシブルアーム (楽天市場の商品ページ)

スマホ用、タブレット用、マイク用、ビデオやカメラ用など5つのタイプがありました。購入したのは、Type:Eのビデオ/一眼レフカメラ用です。画像は上記ロジクールのWEBカメラを取り付けた様子。土台に重さがあるので、もう少しアームを下げても倒れません。
Lomicallスマホアームスタンド (Amazonの商品ページ)
画像左上、エレクトーンの譜面台に取り付けています。

手でグネグネ曲げることができ、土台をデスクなどに挟んで固定するタイプです。先端は大きなクリップ式で、スマホを横にして挟める程度の大きさ。工夫すればWebカメラも固定可能。耐久性が不安でしたが意外に丈夫で、今のところ折れることもなく、エレクトーンの操作を伝える際によく使っています。
ヘッドホンアンプ
BEHRINGER ( ベリンガー ) / HA400 Microamp ヘッドホンアンプ

ヘッドホンを4本まで挿せるので、アンサンブル演奏の録音や撮影に使っています。各自の音量を別々に調節できます。電源アダプター付属。
画像の「INPUT」にステレオフォンを1本挿して使います。生徒さんと2人で聞き合いながら撮影する時などに便利です。
USBケーブル、ハブ、アダプター
道具のジャンルが違うので画像だけ。

USBの種類はたくさんありすぎて、覚えきれません^^; ざっくり分けてみると、Type-A、Type-B、Type-C。それからMini-A、Mini-Bもあって、 Micro-A とMicro-B・・。
よく見かける四角いタイプは type-A、MacBookやAndroidスマホでよく見るのは type-C、第1シリーズのAGに電源アダプタを挿す場合はType-Bでした。
Windowsだけでなく、MacBook、iPhone、iPad も使っていると、アダプターやケーブルがどんどん増えていきます。。
こうした小物をなくさないように収納するケースが必要になり収納ケースが増えると収納ケースを収納する場所が必要になり、収納場所が増えるとますます物が増える‥(泥沼)
まとめ

オンラインレッスンの音問題を改善したい時、オーディオインターフェースはとても有効な道具です。機種によってはSYNCROOMも使うこともできます。SYNCROOMとZoom等を両用すれば、お互いの姿を見ながら連弾やアンサンブルもできるようになります。
しかし使用するには周辺機材も必要になります。負担はなるべく軽くしたいものですよね。
ですので、初めて機材を選ぶ時は「何をどこまでやりたいのか」を先に決めてから、
- シンクルームを使うか使わないか
- アコースティックピアノの場合はピアノ用マイクを1本にするか複数にするか
- オーディオインターフェースに求めるジャックの種類と数、機能はなにか
- 必要なマイクとヘッドホンのタイプは何か
を決めておくと、だいぶ絞り込めますので、道具を選びやすくなると思います。
オンラインレッスンや演奏動画撮影などの音質改善に、何らかのお役に立てれば幸いです。生徒さんの音楽の楽しみ方が広がる機会になれば、と願っています。