初めてのオンラインレッスン[準備の前に]5つのポイント*2021加筆修正

パソコン、大人の両手、ピアノ

ピアノやエレクトーンのオンラインレッスンを初めて受ける方向けの記事です。

レッスンを受けるお部屋のネット環境や、使いたいデバイス、Wi-Fiの有無やご予算など、環境やご事情はお一人お一人違うと思います。

ご自分の場合はどんな準備が必要になるのか、どんな手順にするかを予め知っていると、準備をスムーズに進めることができると思います。ご参考になれば幸いです。

woman in gray long sleeve shirt using macbook pro

[最優先するのは]インターネットの通信状態

オンラインレッスンで最も大事なのは、音質よりも、機材のスペックよりも、部屋の片付けよりも、安定した通信状態です。安定した通信状態!(大事なことなので二度)

よくテレビ番組などで出演者がリモートで出ている時に、音が途切れたり、無音が続いたり、水の中で喋っているような、ゴボゴボした聞きにくい音質になることがありますよね。すごい機材とプロの技術者がバッチリ揃っているテレビ局でも、通信状態が不安定になればそうなる、ということです。

オンラインレッスンは、お互いに映像と音を送ったり受け取ったりするので、普段の使い方よりも通信量が多くなります。状態が不安定になると、演奏を聴いている最中に音切れが続いたり、無音が続いてレッスンが中断してしまったりします。

より安定させるために、有線接続をお勧めします。有線接続が難しければWi-Fi(無線)で受講してください。

(9/15加筆)生徒さんからスマホの場合についてご質問を頂いたので加筆します。スマホは、LTEや4Gという携帯電話用の通信回線を使ってインターネットにつながります。その使用量に応じて通信料がかかります。使い過ぎると利用制限がかかったりしますよね。Wi-FiはLTEや4Gを使わないので、通信量を抑えることができ、利用制限もありません。ただし、セキュリティーのリスクは有線より無線の方が高くなります。

エレクトーン、グランドピアノ、ハイブリッドピアノ、パソコン、オーディオインターフェース、ケーブル、Webカメラ、教室、オンラインレッスン

[Wi-Fiを使う場合]時間帯を変えて通信速度を計測しておく

通信速度はスマホのアプリでも計測できます。レッスンを受講するピアノやエレクトーンに座って計測してみましょう。アプリによって計測結果にばらつきがあるので、2種類以上のアプリで計測して平均を出してみると参考になると思います。

だいたい15Mbpsあれば大丈夫と言われていますが、実際にレッスンしていると15Mbpsは不安を感じる数値です。

Wi-Fiの速度を表す図
Wi-Fiの速度を表す図

通信速度が遅い時は

何年もルーターを交換していない場合は、古い規格のまま使用している可能性があります。その場合は新しい規格のものに交換することをお勧めします。

ホームゲートウェイ、無線ルーターとの距離を気にされる方もいらっしゃいますが、この辺りはややこしくて距離だけの問題でもないのです。ただ、遮蔽物は影響します。でも間取りは変えられないし、家具や楽器を動かすのは大変ですよね。となると中継機をおくか、LANケーブルを使って有線接続するか、になると思います。

また、電子レンジなど、通信に干渉しやすい家電もあります。レッスン中は電子レンジを使わない、家族がネットを使用しない時間帯に受講するなど、手軽にできる方法から試してみましょう。

[有線接続をする場合]オンラインレッスン向きです

演奏アプリには、光回線などブロードバンド環境と有線接続が推奨されているものがあります。ZOOMなどの会議用アプリであっても、通信が安定するのは有線接続です。

スマートフォンやタブレットの場合は、LANケーブルを挿すためのアダプターが必要です。LANケーブルは家電店で購入できます。1m入り、3m入りなど、個別包装されていることが多いので、予め必要な長さを測っておきましょう。

パソコン、大人の両手、ピアノ

[使うものを決める]まずは手軽に無理のない範囲で。

楽器のレッスンですから音は良いに越したことはありません。生徒さんが先生に送る音も、先生が生徒さんに送る音も、両方ともです。対面レッスンと同じ音質は物理的に無理ですが、レッスン可能な音に近づけることはできます。

そのためにはオーディオインターフェースなど、さまざまな機材が必要になります。ですが、まず始めは最低限必要なもの5つだけを用意してみましょう。後々、もしも音に拘りたくなった時には少しずつ機材を加えてみてくださいね。

  • マイクとカメラ内蔵のデバイス1台(スマートフォン、タブレット、パソコン)
  • Wi-Fi(有線接続の場合はLANケーブル)
  • アプリ(ZOOMなど)
  • イヤホンかヘッドフォン
  • メトロノーム(アコースティックピアノの場合)

[アプリを選ぶ]先生と一緒に選びましょう。

ビデオ電話のように使えるアプリであればレッスン可能です。会議や通話用、演奏用、ゲーム用、いろいろなアプリがあります。よく「1拍遅れて聞こえる」とか「サン、ハイで同時に弾けない」と言われる音の遅延。遅延があっても、指導者は遅れる分を飲み込んで指示(サン、ハイ)を出すので、レッスンは可能です。

ZOOM(ZOOM Cloud Meetings)でのオンラインレッスン

よく使われている会議用のアプリで、画面共有や録画もできます。ホスト(先生)側の設定によってはセキュリティーをガチガチに厳しくすることもできますが、そのせいで生徒さんの使い勝手が悪くならないよう、都度バランスを考えて使用しています。

LINEビデオ通話、Skype、Discordもオンラインレッスンでの使用可能なアプリケーションです。FaceTimeはApple同士でなければ使えません。

Zoom、オンラインレッスン、女性、子供、生徒、教室、ピアノ、ヘッドホン

同時演奏を楽しめるSYNCROOM(シンクルーム)を使ったオンラインレッスン

シンクルーム はヤマハが2020年6月にリリースした無料の演奏用アプリケーションです。

音の遅延が非常に少なく、他の人と一緒に演奏することができます。光回線などブロードバンド環境と有線接続が必要で、 Windowsは ASIO 対応のオーディオインターフェースを利用することが推奨されています。

スマホの場合、Androidはサポートなしのベータ版がありますが、iPhoneは対応していません。(2020-8月現在)

追記 2021年、ついにモバイル版がリリースされました。

植物、スケッチブック、黒い文字、バナー

植物、スケッチブック、黒い文字、バナー
植物、スケッチブック、黒い文字、バナー